お婆さんになったら
少しずつ春めいてきて
今日は母の服を
衣替えがてら整理した
なかなか手放さない母だけれど
毎回根気強くみせていると
「もうこれは ええわ」
っていうのが出てくる
私はうれしくて
思わずガッツポーズをとる

今日も成果あって 8枚手放すことになった
膨大だった母の服
僅かずつだけれど 減ってきている
母も忘れていたお気に入りの服を見つけては
「あぁ これね!」なんて
とても嬉しそうにしていて
この作業は二人とも とても疲れるけど
試着したり
当時を思い出したり
リハビリみたいなものだ
気分もリフレッシュするようだから
やり甲斐はある
そんな中の会話で
「これは?どうする?まだ取っておく?」
「これは取っといて!
お婆さんになったら また着るで」
「…」
母は90歳だけれど
いったいお婆さんになるのは何歳なのか?
もう十分お婆さんだと思うけど
本人はまだお婆さんじゃないらしい
若いつもりでいるなら
それはそれでいいんじゃない?
「そう? じゃあもう少しとっとこうか」
まだまだこのやり取りは続きそう〜
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