台風の思い出
今日は 台風接近の為 仕事が休みになった
お陰で 休日モードで午前中を過ごせた
(午後は仕事が気になって出勤してしまった…)
母は夜中 怖かったらしい
「昨日は眠れなんだで
夕方は眠たて 涙が出るほどあくびがとまらん」
状態だったそう
そんなに怖がるほど ひどくなかったと思うけどな
しかし
伊勢湾台風の被害に遭った経験があるので
鮮明に当時のことを思い出した と話し出した
あの日は
朝から雨降っとったけど
たいしたことなかったん
そやけど 夕方になってきたら
だんだんひどくなってきて
その日の夕飯はさんま焼いたやつやった
どこかの人が自転車に乗って
「水が来るぞー 水が来るぞー」
と叫びながら前の道を走っていった
堤防が決壊した という話も近所から聞こえてきて
ちょうど母の姉がお嫁入りしたばかり
直前まで家に嫁入り道具の箪笥が
並べてあった
新居に移動させた後でよかったわ
床上浸水の被害を受けたので
家財道具は全て流されて 泥だらけ
母の母 (つまり私のおばあちゃん)は
母の姉の嫁入り道具に持たせた服をもらって
後始末のために 走り回っていた
ノースリーブのワンピースなので
おばあちゃんは「若すぎる」と言って
気に入らなかったけど
着るものがないので仕方なく着ていた
母は
昔の事は びっくりするくらいよく覚えている
まるでついこの間あったかのように話す
さらにまだ生まれてない私も
その当時を知っているかのように話すので
戸惑うところもあるけど
戦争の爆撃や
台風の水害
危ないところを潜り抜け
よく生き延びてきたものだ
と褒めたら
うれしそうだった
衝撃なのは
その時決壊した堤防は
私が思っている川ではなかったこと
今まで全然知らなかった
母の話はよく聞いておくものだ
今晩はもう台風は行ったから大丈夫
ゆっくり寝れるに
と言い聞かせた
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