年賀状じまい
母には
盲学校時代から交流の続くお仲間さんたちがいて
毎年夏に「クラス会」と称した食事会を
実に60年間 絶えず開催してきた
男性陣が交代で幹事をして
5年に一回は泊まり込み
その大半を私も付き添いとして参加していた
県内 いろんな所へ行き
いろんな食べ物を食べた
しかし男性陣はお一人だけになってしまい
女性陣も母ともう一人
60年を切りに おしまいとしたのだけれど
そのお一人の方から
もう点字を打つのがたいへんになってきたので
年賀状じまいさせてもらうわ
と年末に電話があった
母も昨年の入院依頼 手が震え
点字が読みにくくなってしまった
と こぼしていた
その人に自分の編んだ物を何か贈りたい
と言うので 母の作品から一つ選んだ

薄茶色のベスト
心不全で初入院した後 初めて編んだもの
裾の方が割れていて 脇のボタンがアクセント
母の編み目はとても揃っていて
まるで機械編みみたい と先生に褒められた
そのクラスメートから
荷物が届いたよ と連絡が入った
おしゃれ着が出来たわ
と言ってもらったそう
その人はよく出掛けるそうだから
いっぱい着てもらえるといいね
喜んでもらえてよかったね!
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